WSLからマウントしたWindowsのドライブでchmodしたい
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WSLからマウントしたWindowsのドライブでパーミッションを扱えるようにする方法。
背景
(読み飛ばしても大丈夫です。)
WindowsのファイルシステムにはLinuxのメタデータが存在しないため、パーミッションを設定することができませんでした。
しかし、build 17063のリリースによってそのメタデータを扱えるようになりました。メタデータを有効にするには、次のようにmetadata
オプションを付けてドライブをマウントします。
$ sudo umount /mnt/c $ sudo mount -t drvfs C: /mnt/c -o metadata
さらに、build 17093からはオプションを設定ファイルによって恒久化できるようになりました。
方法
WSLの設定ファイル/etc/wsl.conf
を編集します。ファイルが存在しない場合は作成してください。(初期状態では大抵存在しません。)
[automount]
セクションのoptions
にmetadata
を追加します。必要な最小限の設定は次のようになります。
[automount] options = "metadata"
すでにoptions
がある場合は「,
」区切りでその前か後に追記します。
options = "metadata,case=off"